紙の健康保険証が2024年までにマイナンバーカードに統合

ついに政府より、健康保険証のマイナンバーカードへの統合が2024年秋をめどに義務化されることが発表されました。

現在のマイナンバーカード普及率は50%程度ではありますが、今後加速度的に普及率が上がってくることが予想されます。

しかし、それでも一定数マイナンバーカードを所持することに否定的な方々もいます。

国にはその人たちのための対策も、同時に考えて頂きたいと思います。

マイナンバーカード保険証を持つことのメリット・デメリット

メリットはやはり情報の共有能力が格段に上がると言うことでしょう。

高齢者を診療する上で重要な薬剤情報や、現在かかっている他の医療機関も一元的に確認することができるため問診票などの記載が無くなる、もしくはかなり少なくなります。

緊急時に受診した際に、お薬手帳がなくても薬剤情報が確認できるため、メリットといえるのではないかと考えます。

医療機関側でも、従来の保険証では番号確認や住所などを確認し転記しなければならないため、どうしてもヒューマンエラーの可能性が排除できずに、ミスからの診療報酬取得ミスも減ることが考えられます。

ただ、医療機関でマイナンバー保険証の恩恵を得るには電子カルテの導入が必須になると思われ、電子カルテの導入率が現在40%後半だと言われている中、あと2年以内にシステムを変えると言うことは実質的にかなり負担になるのでは?と危惧するところです。

デメリットはやはり、紛失・破損したときのリスクだと考えられます。

今後あらゆるデータがマイナンバーカードに統合されていくことが予想され、物体である以上紛失・破損というリスクからは逃れられません。

将来的には、生体認証などに対応するということを目指しているという情報も耳にしたことはありますが、現状めどは立っていないためしばらくは紛失・破損のリスクが一番のデメリットだと思われます。

ただ、紛失破損は今までの健康保険証なども同じリスクを持っているわけで、そこまで大菌デメリットではないのでは?と個人的には思います。(カードが持っている情報量の多さには格段の差がありますが)

今後のマイナンバーカード利用の方針の予想

あくまでも個人的な予想となりますが、運転免許証や雇用保険番号などあらゆるデータが統合されていくのではと考えています。(まだまだ先の話ではありますが。)

もし実行されれば利便性は格段に上がることが予想されますが、それはあくまで正しく運用された場合であり、運用に失敗すると逆に混乱することも容易に想像できます。

国には丁寧な説明と、混乱の少ない運用方法を考えて頂きたいと思っています。

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